今回はおすすめ漫画『ライドンキング』の魅力をわかりやすく解説したいと思います!
昨今流行っている異世界転生系漫画、「どれも同じような話に見えるなあ…」と感じてはいませんか?
異世界転生系漫画といえば、現実世界で活躍していない主人公がトラックに轢かれて異世界転生して、チート能力を身に着けて、美少女に好かれて、ノンストレスで高みに上り詰めて…とテンプレと化してしまっているイメージです。
そんな見飽きた異世界転生系漫画に真っ向から立ち向かい、常識を覆す新しい異世界転生漫画が『ライドンキング』なんです!
『ライドンキング』ってどんな漫画なの?
結論からいうと、以下のような漫画です。
- プーチンそっくりの大統領が異世界転生する新しいファンタジーバトル漫画
- 異世界転生系漫画に飽きた人にオススメの漫画
- ストーリー、ギャグ&シリアス、画力・キャラクターどれもハイレベルな漫画
- プロレスネタが多く、プロレスファンにオススメの漫画
- これからさらに話題になる漫画
作品情報
作者は馬場康誌。代表作に『ゴロセウム』『空手小公子 小日向海流』などがあります。
『月刊少年シリウス』(講談社)にて、2018年7月号から連載中。2021年5月時点で累計発行部数は100万部を突破しているそうです。
このマンガがすごい!などにもランクインしており、人気漫画の一つといえます。
あらすじ
まずは作品のあらすじです。
武術・格闘技の達人であり、強い男を尊ぶプルジア国民から絶大な支持を受けている男、プルジア共和国終身大統領アレクサンドル・プルチノフ。
ある日、愛虎アスランにまたがり政務に向かう途中、テロリストの襲撃を受ける。テロリストは難なく返り討ちにした大統領だったが、この襲撃で起きたあることをきっかけに気を失ってしまう。
目覚めた大統領の目の前に広がる光景、それは人間とモンスターが共生する異世界だった!
Amazonより
プーチンそっくりの大統領が異世界転生し、冒険するファンタジーバトルストーリーです。
『ライドンキング』のここが面白い!
どういうところが面白いのかをお話しします!
なお内容について触れる関係上、若干のネタバレを含む可能性がありますが、ご理解の程をお願いします
異世界転生系漫画の邪道を突き進む新鮮なストーリー
序盤のあらすじを交えてご紹介します。
主人公はプルジア共和国終身大統領のアレクサンドル・プルチノフです。
めっちゃマッチョな肉体を晒しながらトラに乗って登場します笑
『ライドンキング』1巻より
プルチノフは「乗りこなす」という行為が好きなのですが、戦車やあらゆる生き物、そして国家さえすでに乗りこなしてしまい、“騎乗欲”を満たしてくれる乗り物を求めています。
『ライドンキング』1巻より
ある日、プルチノフはテロリストからの襲撃にあいます。
『ライドンキング』1巻より
人間離れした超パワーでトラックごとテロリストを撃退しますが、ある出来事によりプルチノフは失神してしまいます。
『ライドンキング』1巻より
そして目が覚めて外に出ると…プルチノフは未知の生物・ワイバーンが炎を吐く姿を目撃するのです。
『ライドンキング』1巻より
プルチノフは未知の生物に一瞬動揺しますが、動物ロボットを使った暗殺だと考え、ワイバーンにプロレス技などをかけて屈服させ見事騎乗に成功します。
『ライドンキング』1巻より
そして、ワイバーン撃退により救った女の子二人と共に、まだ見ぬ新たな世界で騎乗欲を満たしてくれる乗り物を探す旅に出るのです。
『ライドンキング』1巻より
「なんだこの変な漫画は…」と思いましたでしょうか?笑
「主人公が最初から最強の大統領」「騎乗欲を理由に冒険」「ラブコメ一切なし」などは異世界転生系漫画としてはありえない展開なのです。
異世界転生漫画のテンプレに真っ向から立ち向かう邪道漫画といえます。
とはいっても異世界転生ファンタジーとしての大筋は抑えており、出オチ的スタートではありますが夢中になって読み進めてしまう魅力がある漫画ですので以下にご説明します。
主人公が魅力的
プーチンそっくりの主人公・プルチノフは元の世界でも最強でした。
異世界転生に転生してからもその力は発揮されます。
戦闘力は一流(素手で敵をなぎ倒す)
『ライドンキング』1巻より
魔力(オキナワのカラーテで身につけた笑)
『ライドンキング』1巻より
そして大統領ならではの交渉力も併せ持ち、理解も判断も早いという最強っぷり。
また、困っている人や子供を真っ先に助けていく優しさも兼ね備えており、異世界でも多くの人がプルチノフに集まっていく過程が大統領のカリスマ性を感じさせます。
倒す敵に対してさえもどこか敬いがあるなど、プルチノフが王道主人公的でとてもかっこよくて魅力的なんです。
『ライドンキング』1巻より
このように騎乗欲を満たしたいという変態的な動機ではありますが、強く優しいプルチノフの冒険を安心して見守ることができるのです。
出オチでは終わらない!大真面目なファンタジー冒険漫画
読み進めていくと『ライドンキング』は出オチではでなく、大真面目に考えられていてとても魅力的なファンタジーバトル漫画だとわかります。
まず、細かく練られたファンタジー設定です。
アイテムの使い方や裏設定など、魔法が生活に根付いている描写も丁寧に描かれます。
『ライドンキング』1巻より
主人公と冒険をともにする女の子の服装の解説や、巻末には用語や設定解説のページもあり、かなりきっちりしていることがわかります。
個人的にはこういう細かい裏付けを読むのが楽しいです。
『ライドンキング』1巻より
登場人物の身につけるものやアイテム、街の細かいルール、その背景までよく考えられているからファンタジー世界に入り込めます。
そしてそれを支える画力もファンタジー世界の説得力を増しているように感じます。
またプルチノフは騎乗欲という動機で始めた冒険ではありますが、その中でしっかり主人公的な行動で色んな人を助けていきます。
結果的に異世界を冒険しながら人々を救う王道ストーリーになっていて、プルチノフ達と一緒に冒険をしているようにスッと読みやすい漫画になっています。
『ライドンキング』1巻より
①ファンタジー設定がよく考えられている。②キャラクター魅力的。③冒険の中で起こる1つ1つのエピソードのレベルが高い。④ギャグもシリアスも面白い。⑤画力が高い。などなど・・・
『ライドンキング』はすべてがハイレベルでバランスがよくて、何から何まで至れり尽くせりな最高の漫画なんです!
まとめ
序盤では「出オチの漫画か?笑」と思うかもしれませんが、読み進めるうちにストーリー・設定・キャラクター・画力のどれもがハイレベルで最高に面白い漫画だとわかります。
先が読めないのでこれからの展開も期待でき、非常に安定して楽しめる漫画ですのでオススメです。
『ライドンキング』のオススメ&ご紹介は以上です!
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